ゲド戦記

ゲド戦記
宮崎駿の長男、宮崎吾朗が初監督をした[ゲド戦記]。主題歌のテルーの唄も話題となり、初監督にしてこう興行収入76億円を突破する大ヒットとなりました。しかし、視聴者の中には意味がわからなかった等誰もが納得いく作品ではなかったのかもしれません。今回は少しでも[ゲド戦記]を面白く見てもらうためにその疑問を解消していきましょう。まず初めになぜ主人公(アレン)は父親を殺したのか?本編ではなぜ父親を殺したのか触れていません。憶測では現実の宮崎駿宮崎吾朗の親子関係に関係するという憶測もあります。
次に影とは一体なんなのか?
それは現代社会に通じるものがあります。例えばハイタカ(ゲド)は自分の魔法が世界の均衡を崩すとして魔法を使うことを恐れていました。登場人物それぞれに心の闇を抱え生きています。作中ではテルーの名言があります。それは(命を大切にしない奴なんて、大嫌いだ)この言葉は見ている人の心に刺さったのではないでしょうか。テルーは過去に虐待を受け虐待の発覚を恐れた父親や周りの男たちに火の中に投げ込まれ、顔の左部分に火傷を負ってしまします。こういう過去から誰よりも自分の命を大切にしていることがわかります。初めて観る方にはそういったことを知った上で観たらもっと面白く見れると思います。